活動アーカイブ

2025年度 建築・環境デザイン学科 卒業/修了研究・制作 優秀作品

[最優秀賞]
佐藤りな|暮らしの延長で自己を見出すケア建築

本研究は、「空き家」と「介護」という社会課題に対し、時間軸を取り入れた設計プロセスを提案するものである。
研究のきっかけは、祖母が介護施設に入所した際、それまでの生活環境が空間的・時間的に切り離されたことへの違和感にある。他方、研究室でのプロジェクトを通し、自宅の軒先を交流の場として活用する実践に触れ、主体性を育む空間の可能性を見出した。
対象地は宮城県登米市の商店街。設計対象は、住宅の内外をつなぐ中間領域と、空き家を活用した介護施設とし、第一期・第二期に段階化している。
中間領域は住宅タイプに応じた増減築で創出し、第一期は交流の接点、第二期は在宅介護の場へと変化する。介護施設は、空き家の増加や介護需要に応じてユニットが増減する構成とした。
このように、建築と人の状況に呼応して空間を変容させるプロセスを通じ、暮らしの延長にある福祉のあり方を示した意欲的な作品である。提案の一部は実現に向けて動き出しており、今後の展開が期待される。(加藤)

[優秀賞]
伊藤美菜穂|おおくまトマソン〜福島県大熊町における路上観察的復興の有効性〜

岩原星来|地域と歩む工業高校の形~地域資源・産業・文化を活かした学びの提案~

菅野奏|日本国内のエリアリノベーションの研究〜類型化から導く7つの知見〜

梁取ゆず|記憶のマッピングから只見町の未来像を考える〜行政と住民の視点から考える新しい里山の再構築〜

学外コンペ 受賞結果
◇2026年度JIA 全国学生卒業設計コンクール審査会[芦澤竜一賞](2026.06.29更新)
◇JIA 東北学生卒業設計コンクール2026[優秀賞]
◇赤れんが卒業設計展2026[100選]
遠山翔太|(アート)が建築にスイッチする時

◇せんだいデザインリーグ卒業設計日本一決定戦[100選]
佐藤りな|暮らしの延長で自己を見出すケア建築
伊藤美菜穂|おおくまトマソン〜福島県大熊町における路上観察的復興の有効性〜
松澤慶道|HABITS~家族の時間に呼応する建築的空間のかけら~

参考リンク
■東北芸術工科大学 卒業/修了研究・制作 最優秀賞・優秀賞 ページ
https://www.tuad.ac.jp/g_document/y2025/prize/
■東北芸術工科大学 卒業/修了研究・制作 建築・環境デザイン学科 ページ
https://www.tuad.ac.jp/g_document/y2025/k/
■JIA東北学生卒業設計コンクール2026審査結果と応募作品講評
https://www.jia-tohoku.org/archives/5110